初代Gクラス W460,W461 (1979年-1992年)
初代Gクラスは軍用車両として生産され1981年より本国ラインナップに追加され、後日日本でも少量ながら輸入販売されていました。
Gクラスという名称も元のドイツ語でオフロード車を意味する「ゲレンデヴァーゲン」の頭文字「G」から取られています。
スタイルは軍事車輌ならではの機能性を追求した無骨そのもの。そのスタイルが一般の車輌とはまた違う雰囲気を醸し出しています。
ボディは5ナンバーに収まる四角い形状で、サイドステップを排していたり現行と比べるとシンプルでやや小ぶりに見えます。
駆動方式は4WDですが滑りやすい路面など必要時にのみ四輪駆動に切り替えるパートタイム方式を採用しており、エンジンはベースは4気筒、230GEモデルで5気筒ディーゼルがラインナップされていました。インテリアも現行モデルとは比べ物にならない無駄を排したシンプルな形状。シートもオフロードカーそのものでした。
Gクラスは内装はともかく大まかな形状は軍用モデル時代から初代を経て現行まで大きな変化はなく、そのあふれる個性がゲレンデヴァーゲンが他の車種と一線を画した魅力になっています。
その無骨なスタイルに根強いファンも多く2009年に初代のエクステリアをそのままにエンジンをグレードアップした限定車W461 G280 CDI Edition 30というモデルも発売されました。
発売されてから年月も経っており、日本での販売期間も短くあまり目にする機会のないレアな車輌ですので、しっかりと整備し大事にましょう。