SLクラス のカテゴリー一覧
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No.129 SLクラス R230 エンジンオイル漏れ修理
早速診断開始です。リフトアップするとアンダーカバーまでオイルが滴っています。カバーを外してどこから伝って来ているかを確認していきます。今回の原因はクランクプーリー。エンジンの動力を各補器類に伝える為のパーツです。これが摩耗してしまいオイルをせき止めているシールとの当たりが悪くなり漏れにつながっていました。
摩耗しているプーリーと漏れの原因のオイルシールを交換して作業完了です。
No.128 SLクラス R230 ローダウンチューン
エアサス車やこのSL55の様にABCの場合はロアリングキットにてお手軽にローダウンが可能です。これはレベルセンサーという各輪の車高を監視しているセンサーを誤魔化す事によって車高を下げます。純正のレべリングロッドとロアリングキットを交換するのは簡単ですが、そこから何度もリフトアップ、調整、確認を繰り返します。ある程度車高が決まったら最後はDASテスターを当てて正確なセンサー数値の確認、またキャリブレーションという機能を使って細かな車高状態を書き込んでいきます。後は試運転を行い、エラーが入力されないかを確認して作業完了です。
No.119 SLクラス W320 エンジン異音修理
現車を確認すると確かにカンカンという様な打音が外からでもはっきり聞こえる程大きく出ています。バルブクリアランスを確認する為エンジンを開けてみるとエンジン内部にはスラッジと呼ばれる汚れがビッシリ…その為各部油路も詰まってしまいエンジンにオイルが全く回らない状態でした。今回はエンジンを降ろし、最小単位で分解、清掃を繰り返しスラッジを奇麗にしていきます。また劣化や摩耗が進んでいないかを測定し、必要な物は交換して組み付けていきます。交換後はオイルもシッカリ潤滑し依頼のタペット音も無事消すことができました。
No.097 R230 SRS警告灯 点灯
SRS(エアバック)警告灯が点灯しているとの修理依頼です。
早速DASにてテスター診断実施です。SRSユニットと通信しエラーを確認すると着座センサー、サイドエアバック点火回路等のエラーを記憶していました。しかし同時に複数個のエラーが入っている場合、各センサー等を取りまとめているコントロールユニット(コンピューター)の不良も視野に入れて点検しなければなりません。
今回のケースもエラーが入力されている各項目を単体点検すると正常でしたのでコントロールユニットの不良と判断しました。交換後はテスターにてコーディング作業を行う必要もあります。
No.045 R230 足回り異音
まずはDASにてテスター診断です。故障メモリーは電圧低下!ベンツは電圧が低下すると必要最低限以外の機能を停止します。例えばオーディオやバリオルーフなど走行に支障のない物は使用できなくなります。メインと他にサブバッテリーが取り付けられていますので定期的に点検しましょう!異音は定番のナックルボールジョイントでした。交換後はハンドリングも軽くなり快適です。
No.010 R230 足回りが不安定
ブレーキングを行うとタイヤが前後に動き、かなり危険な状態で入庫です。
何よりもロードテストから開始です、普通にブレーキを踏むと感じないのですが急ブレーキを掛けるとゴン・ゴンと車内に伝わるぐらいの振動と音を感じます。ためしにゆっくり走って窓から顔を出してフロント回りを見ながらブレーキングを行うと、タイヤが前後に動きます!こうなると足回り以外に考えられませんのでリフトアップして、だろうを確信に変えます。案の定ロアアームやボールジョイントが完全に抜けている状態、駄目になった部分を交換すれば作業は完了です。