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No.137 Cクラス W203 エンジン不調 エンジンチェックランプ点灯
エンジン不調とチェックランプ点灯にて修理依頼です。
まずはDASにてテスター診断実施です。車両に記憶されていたエラーは多数、各センサー類等のエラー信号です。実測値で見ても各々が変な動きをしているようです。
これはただの故障では無いと感じ、コントロールユニットを確認するとオイルが廻っていました。直4エンジンのW203の持病の一つですが、カムマグネットと呼ばれるパーツからオイル漏れし、漏れたオイルがが毛細管現象で配線の束を登っていってしまうのです。結果的に各センサーやアクチュエーター、最終的にはコントロールユニットまでオイルが廻り、至る所でショートを起こし今回の様な症状に陥ります。今回は何とか修理金額を抑える為お客様と念密に打ち合わせを行い、完全に駄目なセンサーとメインハーネス、漏れ個所のカムマグネットを交換、それ以外は清掃にて様子を見ることにしました。今回はまだ重症では無かったため無事症状も収まり、チェックランプも消灯しました。
No.135 SLクラス R230 SL55AMG ブレーキパット交換作業
ブレーキパット交換依頼にてご入庫です。念のため残量を測定、一番少ないところで1mmを切っていました。この残量でもパットセンサーの警告はなし。パット残量のバラつきや削れ方で残量が無くても警告が出ない場合があるので、警告はあくまで最終警告。通常の管理は定期的な点検で行うのが理想ですね!今回は同時に摩耗していたディスクローターも交換しました。ちなみにSL55AMGはbrembo製8ポットキャリパーですのでフロントは片側で4枚(※訂正いたしました)使用し(通常は2枚です)交換も大変です。
No.134 Sクラス W221 S550 エアコン効き悪い修理
それでは診断開始です。非接触温度計を使用し、吹き出し口温度を測定。確かにやや温度が高いです。これでは炎天下では全く冷風に感じないはずです。次いでエアコンガスの圧力を測定。2カ所の圧力を測定することでエアコンのトラブルの大部分を診断する事ができます。もちろんDASテスターとの併用が前提です。測定の結果ガス漏れが考えられますので、特殊な蛍光塗料をシステム内に注入。この蛍光剤を使用し、漏れ個所を断定してきます。診断の結果A/Cコンプレッサー本体からのガス漏れを発見しました。オーリング等のパッキン部分ではなく、本体からの漏れでしたので今回は交換にて修理を行いました。
No.133 Cクラス W203 ブレーキ周り重点メンテナンス
10万キロオーバー診断では法定12か月点検を下敷きに距離や年数に応じて酷く劣化する部分や車種、グレード毎にあるウィークポイントを重点的に診断していきます。今回のW203では基本的にメンテナンスが行き届いており、走行不能や走行時に危険を伴うよな劣化、故障はありませんでした。ですので距離と年数を考えブレーキ周りをメインにお見積りさせて頂きました。具体的にはブレーキホースとブレーキキャリパーO/H。どちらも故障が即事故につながる箇所。不安箇所を取り除いてまだまだ大切にお乗りになってくださいね!
No.132 Vクラス W638 水温計動かない修理
お客様が仰る通りの現象が確認できましたので診断開始です。DASにてテスター診断をかけると早速水温センサーのエラーが入力されています。車は温度によって抵抗値が変化するセンサーを使って、熱を電気信号に置き換えコントロールユニットで情報として認識するシステムですのでそれら全てに原因の可能性があります。その可能性を切り分け、断定するのはテスターには出来ませんのでメカニックの腕の見せ所でもあります。単体点検を進めていくと今回は初めに当たりを付けたセンサーがそのまま原因でしたので、念のため配線、ユニットも確認し診断完了です。修理はセンサーのみを交換すれば作業完了です。
No.131 Sクラス W220 車高が上がらず ABC警告灯点灯
走行中に車高が下がり、アクティブボディーコントロール警告灯が点灯したとの修理依頼です。
まずはDASにてテスター診断実施です。ABCコントロールモジュールには供給圧力が低すぎるとのエラーが、実測値で見ても全く圧力が無い状態。車両をリフトアップすると下回りには大量のオイルが滴っていました。ABCリザーブタンク内にはABCオイルが一切入っていませんでしたので今回はオイル漏れと断定、漏れ個所を探していきます。原因はABC作動油を各パーツに運ぶホース、その中の一本が破裂しオイルがダダ漏れ状態でした。今回は該当ホースを交換しました。この様な故障の場合ABCポンプ事態も二次的に破損してしまうケースが多いのですが、今回はポンプはそのまま使用することができました。作業後はシステムのエア抜きを経て作業完了です。
No.130 Cクラス W203 ドリンクホルダーシャッター交換
センターコンソールに付いているドリンクホルダーのシャッター部分が壊れているとの修理依頼です。
今回は車検でご入庫頂きました。車検と同時作業でドリンクホルダー修理をご依頼頂きましたので同時修理です。ベンツに多いタイプですが、ドリンクホルダーが通常はシャッターの様な蓋で隠れており使うときだけ開けるとドリンクホルダーが顔を出す構造です。現車では全体的に千切れてしまっています。レール部にジュース等をこぼし、ベトついた所に埃が蓄積、シャッターの動きが渋くなり徐々に負荷が蓄積し破損に至ったというところでしょうか?今回はシャッター部のみパーツ交換、またレールの清掃、グリスアップを行いました。交換には多少センターコンソールを分解する必要があります。
No.129 SLクラス R230 エンジンオイル漏れ修理
早速診断開始です。リフトアップするとアンダーカバーまでオイルが滴っています。カバーを外してどこから伝って来ているかを確認していきます。今回の原因はクランクプーリー。エンジンの動力を各補器類に伝える為のパーツです。これが摩耗してしまいオイルをせき止めているシールとの当たりが悪くなり漏れにつながっていました。
摩耗しているプーリーと漏れの原因のオイルシールを交換して作業完了です。
No.128 SLクラス R230 ローダウンチューン
エアサス車やこのSL55の様にABCの場合はロアリングキットにてお手軽にローダウンが可能です。これはレベルセンサーという各輪の車高を監視しているセンサーを誤魔化す事によって車高を下げます。純正のレべリングロッドとロアリングキットを交換するのは簡単ですが、そこから何度もリフトアップ、調整、確認を繰り返します。ある程度車高が決まったら最後はDASテスターを当てて正確なセンサー数値の確認、またキャリブレーションという機能を使って細かな車高状態を書き込んでいきます。後は試運転を行い、エラーが入力されないかを確認して作業完了です。
No.127 CLクラス W215 CL600 ワイパー作動不良修理
ワイパー使用時突然動かなくなったり途中で止まるとの修理依頼です。
まずはDASにてテスター診断実施です。テスターの診断ではワイパーモーターに関するエラーが入力されていました。ですがこれだけでは原因を断定できませんので更に診断を進めていきます。テスターの実測値を見ながらワイパースイッチ等の信号が正しいか、モーターまでその信号が到達しているかを確認し、最後にモーターの単体点検を行い診断完了です。今回はエラー通りモーターの不良でした。交換はベンツの作業性の良さが光り他メーカーより簡単に交換できます。