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No.163 Eクラス W211 E320 エンジンオイル漏れ修理
リフトアップして診断を進めていきます。エンジンを覆っているアンダーカバーの後ろ側からオイルが滴っています。アンダーカバーを外してみるとやはり定番のリアクランクシールからのオイル漏れでした。この箇所は漏れも酷くなりやすく、このままでは車検も合格できませんし、漏れ個所のすぐ下にはO2センサーのカプラーがあるのでそちらを攻撃してしまう可能性もあります。やはり出来れば早めの修理が一番ですね!交換にはA/T Assyを脱着する必要があります。
No.156 Sクラス W221 S350 エンジン警告灯点灯
早速DASにて診断開始です。エンジンコントロールユニットにはタンブルフラップ不動のエラーが。これはインレットマニホールドに取り付けられているパーツで、空気の通り道を変化させる役目をしているものです。このW221に搭載されているM272エンジンではメジャートラブルですね。修理に関しては純正のパーツでは単体供給がなくインマニAssyになってしまいます。お値段もかなり高額に…そこで社外ですが、対策パーツがありますので今回はこれを使用し単体で修理を行いました。
No.155 Cクラス W204 エンジン警告灯点灯修理 エアマスセンサー
調子は悪くないがエンジン警告灯が点灯したとの修理依頼です。
試運転をしてみると確かに全く調子は悪くありません。しかししっかりとエンジンチェックランプは点灯したまま。ピットにてDAS診断を行います。
エラー内容から原因を推測し単体点検を行っていきます。今回の原因はエアマスセンサー、いつの時代も壊れれるセンサーの代名詞ですね。このエアマスセンサーですが故障の仕方によって症状が様々です。今回の様にチェックランプ点灯だけから加速が悪い、アイドリング不安定等々。修理はエアマスセンサーを交換、エンジンが記憶している学習値とエラーをリセットし作業完了です。
No.154 MLクラス W163 ML320 冷却水漏れ修理
車両をリフトアップし診断を進めていきます。まずは目視にて漏れ跡やホースの亀裂などを確認していきます。しかし思いのほか綺麗。冷却水が減るのを認識できるのであればかなりの漏れのはず、もしかすると厄介なトラブルかと思いつつ冷却水回路に圧を掛け再点検してみると原因発見です!一定圧以上になると勢いよくウォーターポンプから漏れてきました。今回はウォーターポンプと劣化が見られたホースを交換して作業完了です。
No.153 CLSクラス W219 CLS55AMG A/T異常修理
走行中にA/Tが変速せず、警告灯が点灯するとの修理依頼です。
まずはDASにてテスター診断実施です。ECU内には目標としているギアに入れる事が出来ないとのエラーが。この時点で電気的故障は薄いと考え、A/T内部の機械的な部分に当たりを付けて診断を進めていきます。車両をリフトアップしてみるとまず尋常じゃないほどのA/Tオイル漏れが見つかり、更にA/Tオイルパンを外すと大量のスラッジが混入していました。
オイル漏れもスラッジがパッキンを痛めつけて起こしていたようです。こうなってしまうとA/T内部全てにスラッジが廻り、各クラッチで焼き付きや滑りを引き起こしているので単体での修理は不可です。フルオーバーホールかA/T載せ替えのどちらかになってしまいます。今回は手頃な中古がタイミング良くありましたので中古A/Tと乗せ換えにて修理を行いました。
No.152 Eクラス W210 E320 エンジン失火不調修理
まずはDASにてテスター診断を行うとお決まりのミスファイヤー=失火のエラーが入力されていました。今回は5番シリンダー単体での不具合ですので5番単体が不良になる箇所に絞って診断を進めていきます。不具合の原因はサプレッサーと呼ばれるスパークプラグに入力される高電圧を送電するケーブル。これが駄目になりプラグに火が飛ばず失火状態になっていました。
今回は1シリンダー2本のサプレッサー×V6なので計12本を交換して作業完了です。
No.151 Cクラス W203 C55 AMG エンジンストール修理
DASにてテスター診断実施です。コントロールユニットにはクランクアングルセンサーのエラーが入力されていました。エンジンの中心となるクランクシャフトと呼ばれるパーツの回転数を計測しているセンサーになります。このセンサーが駄目になってしまうとエンジンの全てのバランスが取れませんので当然ストールしてしまいます。
診断の結果、今回はセンサー自体が温まってくると断線症状を引き起こしていました。
修理はセンサーを交換すれば作業完了ですが、C55はコンパクトボディーに無理してV8エンジンを搭載していますのでスペースが無く大変です。
No.150 Vクラス W638 V280 A/T不良 故障修理
DASにてテスター診断を行います。VクラスのA/Tで弱点となるセンサー等、まずは軽い所から実測値とエラーを頼りに原因を探っていきます。電気的な不具合は確認出来ませんでしたので次いで機械的な不具合を探ります。ATFを取り出しオイルの状況を見てみるとかなりの量のスラッジが…これは内部で破損が起きていることを示すので交換か、オーバーホールが必要になります。今回はお客様との打ち合わせの結果中古A/Tへの載せ替え修理を行いました。作業はエンジンを丸ごと降ろしてからの作業になりますので大掛かりな修理になります。作業後はテスターにて学習値をリセット、新たな学習を行い作業完了です。
No.149 Sクラス W220 オートクロジャー効かない修理
全席+トランクでオートクロージャーが効かないとの修理依頼です。
早速診断開始です。W220の場合オートクロジャーは圧縮空気を使用しています。他にもドアのキーロッドや後席のヘッドレスト等にこのエアーの力を利用しています。
まずはDASにてエアーの供給源であるエアーポンプの動きを診断しています。システム自体にエラーは入っていなかったものの実測値を追っていくと動きが少しおかしい時がありました。エアポンプが原因の様です。交換はトランクルームの内貼りを外して作業していきます。
No.148 Eクラス W211 エンジンオイル漏れ修理
リフトアップし診断を進めていきます。AMGに限らずBMWのMモデル、AUDIのRSシリーズなど高性能車種やグレードになるほどエンジンルーム一杯にエンジンやその他補器類が詰め込まれていますの当然診断も難しくなります。今回も直接目視にて確認できない位置から漏れていたので邪魔なパーツの取り外し、また鏡などを使って何とか探っていきます。
今回の原因はタペットカバーパッキンからの漏れでした。輸入車全般で定番の漏れ個所ですね。
作業はAMG55モデルよりエンジンが大型化した為少し手間がかかる作業になります。