ベンツ車検TOP > ベンツ技術ファイル事例一覧 > Gクラス(ゲレンデバーゲン) 足廻りが不安定
走行中、ハンドルが不安定で入庫です。 早速ロードテストの実施です。平地や段差、悪路などの条件で走行を行い、お客様のおっしゃる安定感がない状態を再現していきます。
高速道路などの継ぎ目や段差があるような道路では、右に左にハンドルがふらつきます。確かにこれでは常にハンドルを持っていないと怖い状態ですね。
次にリフトアップして下廻りの点検と、各所、構成部品を点検いたします。もちろんタイヤの変摩耗なども重要なチェックポイントとなります。一気にすべての部品を交換するのではなく、目視点検や分解点検で基準値以下の部品から交換していきます。
Gクラスはステアリングダンパーが取り付けられており、ステアリングの安定性に貢献しています。ダンパーを脱着し点検した所、力を入れる必用の無いくらい完全に抜けている状態でした。また、タイロッドやギヤボックスには多少のガタが見られました。 ギヤボックスは遊びの調整を行い。部品ではステアリングダンパーの交換から実施します。
交換後、ロードテストを実施して変化を確認した所、ハンドルは安定し高速道路でも、力まずドライブ出来るようになりました!