今回はメルセデスベンツW221 Sクラスのオイル漏れ事例をご紹介します。
どのモデルでも多少なり、オイル漏れはあります。
でも、一つ前のモデルW220の時もそうですが注意しなけばいけないモデルがあります。
そう、12気筒搭載の「S600」モデルです。
こちらのモデルは非常に熱がこもりやすく様々な所に問題が発生するモデルです。
昔は熱などのせいで点火系が弱く毎日のようにエンジン不調や警告灯点灯でイグニッションコイルやプラグを交換していました。
同時に、アルミ製で作られている部品が多く、熱により変形してしまいトラブルが多かった記憶があります。
一番問題なのがオイルクーラーからのオイル漏れ
簡単そうに見えますが、S600の場合はエンジンVバンクの真ん中に付いていますので交換する際は左右のシリンダーヘッドを脱着します。
とんでもなく大変な作業になります。
W220の時であれば車載で交換も良いのですが、何度も作業していくとW221はエンジンを下した方が早いとの結論に至りました。
まずはエンジン脱着作業に入ります。
その後、左右のシリンダーヘッドを脱着し真ん中に付いているオイルクーラーを交換する流れになります。
降ろす際に、普段簡単に出来ない作業やメンテナンスが出来るので割り切って考えれば車の為には良いかなと思います。
交換が大変なエンジンマウントもABC関連もエンジンが降りていれば簡単ですからね。
まだまだ人気のあるSクラス W221モデル。
つぼを押さえた的確な整備とメンテナンスでメルセデスベンツのすばらしいフィーリングを体感してくださいね。
メルセデスベンツの事なら、年式問わず得意ですのでお困りの時にはご相談下さい。
また、1年点検も行っておりますので心配の方はご用命ください。