初回はディーラー車検
メルセデスベンツの車検はどこで受けるでしょうか?
ディーラー以外にも弊社のような民間整備工場や、指定工場を併設している格安車検場や量販店、ガソリンスタンド、もしくは自ら車検を通すユーザー車検があります。
輸入車であるメルセデスベンツなのでパーツも海外製が多くはありますが、メルセデスベンツは日本では非常に人気のブランドです。
国内でもパーツ流通も多く、ディーラーもシュテルン、ヤナセをはじめ全国にあります。
メルセデスベンツを新車で購入した場合、メルセデス・ケアが付いており、最初の3年目の車検はディーラーで受けるのが一般的です。
メルセデスベンツも日本車と遜色なく信頼性も向上しており初回車検は消耗品などの交換がメインです。
もちろん、走行距離が伸びたりや使い方により修理する箇所が増えればまた変わってきますが、初回車検は正規ディーラーへ依頼しましょう。
一般的なメンテナンススケジュール
車検は初回は3年、次回から2年ごとに保安基準を確認し、その自動車の所有権を確認・公証するための国に義務づけられた制度です。
(国土交通省:自動車の点検整備)
ライトの点灯、光軸やブレーキパッドの減り具合等基本的な性能をチェックするのですが、車検項目を満たせば性能が保証されるのか・・・と言うとすべてカバーしているわけではないところがわかりずらいところでもあります。
もちろん自動車も機械ですから定期的にメンテナンスをする方が性能は保たれます。
最初の頃は良くても年数が経ち走行距離が増えると、点検が必要にもなります。
メルセデスベンツの車検は高い?
車検費用は、法定費用と整備代になります。
法定費用は、重量税+自賠責保険+印紙代の合計になり、約4~6万になります。(※自家用車)
重量税はエコカー減税が適応され電気自動車や2030年燃費基準120%以上達成車は減免されます。
(メルセデスベンツの場合ハイブリッド車でも50%なので初回車検のみが減税対象です)
※輸入車(外国メーカー車)のエコカー減税対象車
※自賠責保険も見直しにより調整が入ります。
※印紙代は指定工場と認証工場で変わります。
整備代は、主に車検点検料と整備する箇所のパーツ代と技術料、ゴム類など再利用できないショートパーツ、サービス料になります。
点検料やサービス料はお店により違い様々です。
サービス料は現在の電子化されている自動車では必須のテスター使用料や、代車のガソリン代、書類作成、オイル洗浄などがあります。
弊社は、車種不問 点検料32,800円で車検点検を承っています。車検以外の項目も同時に点検し、気になる箇所をお見積を交えお伝えさせていただきます。
スピード&安さ重視よりしっかりと直したい方におすすめです。
また早期車検予約の場合点検料を割引するキャンペーンも行っています。ディーラーと違いリビルト品やOEM品も使用でき、パーツは輸入車組合や実績のある流通各社から仕入れを行っておりますので、費用がかなり掛かってしまう箇所の修理もなるべくお安くお見積をご提案することもできます。
ベンツ 5年目 車検 費用
気になる5年目の車検費用ですが、弊社の場合メルセデスベンツと言えばEクラスやSクラス等セダンがメインでしたが、ここ数年はSUVモデルも増えています。
信頼性が向上しており、5年目ではそこまで車検費用がかかるわけではありません。
法定費用と点検料合わせて約10万円+数か所整備というプランが多く20万以下が多くなっています。
もちろん重大な箇所の修理や、タイヤ交換、板金などが入ると高くなりますが、東京都内あまり乗らない場合は数点の交換といった具合です。
ベンツ 7年目 車検 費用
新車ではなくても中古車で購入した場合、7年目の車検も一般的です。
メルセデスベンツなので、セダンからコンパクトカー、GクラスやVクラスもあり使用頻度により消耗品も様々ですが、費用が高くなる点でオイル漏れ、冷却水漏れ、エンジン不調などがあります。
機械ですから不調の場合、何が原因かを特定し、不良個所を交換し修理する必要があります。
漏れ修理の場合、簡単であれば部分で済みますが距離数が伸びていると再使用できないホースや、同時交換が好ましい箇所もあり費用が増える場合があります。
7年目の車検費用というと、20万円ほどはかかってくると思います。
足廻りのブレーキやブレーキローターも摩耗限度を超えている場合必要になってきます。
昔みたいに、「10年10万キロ」時に交換する部品などは(タイミングベルト/タイミングチェーン等)近年はなくなっていますが、トラブルを回避するために早めの整備を検討するのがベターです。
(適度に走ることもポイントですが)もちろん東京都内でほとんど走らない場合、20万円以下もあり得ると思いますのでぜひ点検ご依頼ください。
よくある項目 消耗品
エンジンオイル交換
新しい車や日本車は積極的に変える人は少ない印象ですが、基本的には走行距離5000~10000キロで交換が目安です。
弊社では純正オイルのFUCHSを使用しています。
AMGモデルなどスポーツモデルはオイルの減りや汚れが速いので点検時交換が一般的です。
バッテリー
バッテリーも耐用年数は2~5年ほどなので、年式や使用頻度によってまちまちです。サブバッテリーやバックアップバッテリーがあるので同時交換だと費用が増えがちです。
バッテリーは電圧ではなく内部の容量をチェックし3年経過しているのであれば交換がお勧めです。
タイヤ
メルセデスベンツ純正タイヤ(コンチネンタル/ミシェラン/ピレリ/ダンロップ)のほかに近年では韓国メーカーなども見られますね。
4本替えると高くなります。溝のスリップラインが1.6mmだと車検が通らないのですが、3~4mmでも雨の日を考慮し早めに替える場合もあります。
修理系
サスペンション関係
エアサス
近年の車はエアサス搭載車も増え、乗り心地もさらに向上しましたが年数が経つと漏れてくるのがエアサスペンションです。
車高が下がり、特にフロントが漏れている場合はハンドルを切れない状況になってしまいます。原因はエアバック部の亀裂や劣化による空気もれ、コンプレッサーの圧縮異常などがあり、交換一式となると(クラスによって)数十万~と高額です。
油圧式でもメルセデスベンツの場合、アクティブボディコントロールやSクラスのマジックボディコントロールなど電子制御システムになってきており、故障すると高めの現状になってきています。
ブレーキ関係
ブレーキパッド、ブレーキローター、定期交換油脂のブレーキフルード交換などがあります。
自動車を止める重要な箇所なので、年間走行距離が少ないオーナー様でも5~7年となるとそろそろ交換が必須です。
イグニッションコイル、スパークプラグ
5年目くらいから増えてくるエンジンの吹け上がりが悪い、アイドリング不調の原因となるとイグニッションコイルが疑われます。
エンジン内部で噴霧したガソリンに点火燃焼させエンジンを動かすパーツです。
エンジン警告灯が付いた場合などは点検修理が必要です。
エアコン
こちらは5~7年目ではあまりないかもしれませんが、近年夏の暑さは厳しいですね。
エアコン不調の場合はぜひお問い合わせください。
フィルターの目詰まりから、エア漏れ、コンプレッサー不良など、簡単な物から金額がかかる物までありますのでまずは点検ご依頼ください。
また、2019年以降の新車はエアコンのガスも新しいタイプになり対応している工場が必須となります。
メルセデスベンツも車ですので、国産、輸入車問わず多く使っていればそれだけ瑕疵(かし)も増えるのは当然です。
ですが、使い方によって一律に高い安いとも言えませんのでまずは点検ご依頼ください。
弊社は認定工場のため車検場へ持ち込み車検を通すので車はお預かりになります。
車検の場合約1週間ほどが目安ですが、しっかりと点検しお見積を作成し、それをもとに写真を交え車の状態をご説明させていただき、適正な価格のパーツを発注・整備を行います。
中古で購入された車のメンテナンスや、長く乗っていない車など・・・気になる箇所が多い車はぜひご相談ください。