今回は、メルセデスベンツR230型SL55をご紹介です。
SLクラス/SL55に多い事例はアクティブボディコントール(ABC)の警告灯点灯又はABCのオイル漏れが多いですね。
オイル漏れを起こし車高が下がると、警告灯が点灯しスイッチを押しても車高が上がらなくなります。
また、走行が出来なくなります。理由は車高が低すぎてハンドルが左右に切れなくなるんです。
警告灯点灯時のポイント
ドライバーに教える警告灯は2種類です。
警告灯の表示が赤くなる前、黄色の内に修理する事がポイントとなります。
まだ大丈夫だろうと考えていると、圧力が高い為いきなりホースが破裂したりしますよ。
次に足回りの異音の紹介をします。
メルセデスベンツ各車共通な部分が多いですが
段差で音がでる
ハンドルを切るとキィーキィー音が出る
乗り降りすると車体のきしみ音
上記の症状がでたら、最初に疑うポイントがあります。
異音がでたらまず疑えポイント!
1.フロントナックルボールジョイント
ブーツが破れ中に注入されているグリスが無くなりギィーギィー音
2.フロントラジアスアーム
先端のボールジョイントのガタやブッシュの亀裂破損によるガタ・異音
3.フロントロアアーム
アームブッシュの断裂及び破損によるガタ・異音
4.フロントアッパーアーム
車高の上下や段差、ハンドルを切るとコトコト・ガタガタ・ギイーキィー
5.サスペンション自体のオイル漏れ
ふわふわ感やきしみ音
上記以外にも代表的なのが
6.アッパーマウントの亀裂
段差やコーナリング時におけるきしみ音などなど
スタビライザーリンク
段差などでのコトコト音
7.スタビライザーブッシュ
一体型が多いですが、コトコト音やきしみ音が出ます。
これらの事例はSLに限らず、ベンツ全般に当てはまりますので該当する方は要チェックですね。
1年に一度は法定点検を
今は症状を感じて無くても一度点検してみてください。
タイヤの片摩耗や直進が不安定など、様々な症状が発生しますので年に一度は法定点検をお勧めします。
車のコンデションを把握し安心なベンツライフを!