マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日の整備はベンツ gクラス(W463)のSRS警告灯修理です。
メーターにSRS警告灯が点灯したということでご入庫いただきました。
早速点検していきます。
メーターにはSRS警告灯が点灯しているのと、SRSシステム異常のメッセージが表示されています。
SRS警告灯はエアバックシステムに異常がある場合に点灯するのですが、SRS警告灯が点灯している場合は車検を通すことができません。
事故など万が一のことが起きた場合にエアバックが作動しないこともありますので早期の修理が必要です。
ベンツ専用テスターDASを車両に接続して診断すると、助手席の着座センサーのエラーが入力されていました。
このセンサーは助手席シートの下に装着されていて、助手席に人が乗っているかを検知しています。
助手席の着座センサーの故障はベンツでは定番ですが、念のため配線等に異常がないかを点検します。
配線等に異常がなくSRS警告灯点灯の原因が助手席の着座センサーと特定できましたので、お客様に説明させていただき交換していきます。
着座センサーはシート内に装着されているので、交換するにはシートを分解しなくてはいけないのでとても大変な作業になります。
クリップを取り外しシートカバーを剥がしてセンサーを交換します。
組み上げは革のシートカバーがシワにならないように慎重に行います。
センサー交換後、テスターにて故障メモリーを消去して作業完了となります。
今回は助手席の着座センサーがSRS警告灯点灯の原因でしたが、他にも原因となる故障は沢山あります。
エアバックは万が一のことが起きた時に身体を守るためにありますので、一緒に乗る人のためにも早期修理をお勧めします。
SRS警告灯だけでなく、何かお困りのことがあれば弊社にご相談いただければと思います。