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今回メルセデスベンツ車検でご入庫頂きましたのはSクラス W221型 S600 です。
最高グレードにふさわしい風格とスペースいっぱいに積み込まれたエンジンは他を圧巻する迫力が有ります。
最近になりエンジンの振動が気になるとの事で車検点検と併せて診断を行って行きますとエンジンに不調等は見当たりません。
更に診断を進めていきますと、エンジンを支えているマウントが潰れきっている状況で有る事が判明しました。
ベンツSクラス S600 エンジンマウント
画像右側が車両に取り付けされていたエンジンマウントになります。
厚いゴムの中にグリスが封入されエンジンの振動を吸収するのですが、ゴムが完全に潰れて中のグリスも流れ出て来ている状況でした。
ゴム部分はどうしてもへたりが出やすい箇所です。w221もモデルチェンジから早くも5年が経ちます。
車検点検での要チェックポイントです。
Sクラスのエンジンマウントは場合によりエンジンを降ろさなければ交換が出来ません。
今回はエンジンのオイル漏れ修理の為にエンジンを降ろす事になりましたので、マウントも併せて交換が出来る状況となりました。
画像左側の新品マウントと比べますと、いかに潰れきっているかが良く分かります。
そしてこのエンジンマウントは他と比べてひと回り程大きいのも特徴です。
S600の大きく重いエンジンを支えるのですから必然と言えますが、このマウントをヘタらせてしまうのですから、いかにエンジンがパワフルなのかが逆に分かります。
こういった重整備も経験豊富な専門店だからこそ可能と言えますので、メルセデスの車検、点検、整備はマーキーズへご相談下さい。