マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はベンツSクラス W220の車検整備をご紹介します。
車検整備の他にシフトレバーが時々パーキングの位置から動かなくなるというご依頼もお受けしましたので合わせて点検を行います。
まずは車検の点検ですが、車検取得の為、灯火類、エンジンルーム、下廻りを確認していきます。
W220は足廻りの部品に不具合が出やすいのですが、毎年メンテナンスをされている車両でしたので特に異常はなく、今回は汚れているエンジンオイル、ブレーキオイル、エアクリーナーエレメントの消耗品の交換をご提案させていただきました。
エアーエレメントがけっこう汚れていますね。
次にご依頼を受けたシフトレバーの点検です。
まずは症状の確認から行います。
シフトレバーをPの位置から動かそうとするとブレーキペダルを踏んでいても、シフトが引っ掛かりシフトレバーが動かない時があります。シフトロックの解除がうまく出来ていないようです。
ブレーキスイッチには問題がありませんでしたので、おそらくシフトレバー本体のどこかに不具合がありそうです。
原因を特定するにはシフトレバーを外して分解する必要があります。
早速外していきます。
センターコンソールを外して
シフトレバーが外れましたので分解して点検します。
実際に動かして動作確認をしたところシフトロックを解除するソレノイドがうまく作動しておらず、シフトロックが解除できていないことがわかりました。
シフトレバー本体での交換が必要になる為、お客様にご相談させていただき交換となりました。
交換後は症状が改善し、シフトレバーがスムーズに動くようになりました。
今回のように弊社では車検整備の他にも気になるところがありましたら一緒に整備可能ですので、何かあればぜひご相談ください。