ベンツ24カ月車検点検でご入庫頂きました、Gクラス(W463)G550 ゲレンデバーゲンです。
駐車場の床にオイルが垂れるとの事で車検点検と同時にオイル漏れ点検も行います。
オーナー様からエンジンとミッションの繋ぎ目辺りから漏れが有るので、それ以外にも漏れ箇所が有れば直したいとのご要望を頂きました。
点検を進めて行きますとオイル漏れとして認識出来たのはご要望箇所のみで有る事が判明しましたので、状況をお知らせして修理作業となりました。
トランスファー及びトランスミッションを取り外すとミッションのトルクコンバーターと接続されるドライブプレートが顔を出します。
ドライブプレートを外すとオイル漏れの原因となっているクランクシールが見えてきます。
クランクシールとは、クランクシャフトの取り付け部からオイルが漏れないようにするシール部品です。
シール性が低下してくるとクランクシャフトの回転によりオイルが外側にかき出されるようになる為、漏れ方が派手になってしまいます。
クランクシールはこのように大きなフランジにはめ込まれる状態で取り付けされています。
シールフランジを外したエンジン側の画像です。
フランジを洗浄後、クランクシールを規定位置に装着しフランジにシーリング剤を塗布後、組み付けていきます。
更にシーリング剤を予防箇所にも塗布し再発防止を図ります。
後はミッション等を外した逆の手順で戻していけば作業は完了です。
メルセデスGクラス(ゲレンデヴァーゲン)の整備は専門知識のあるマリオットマーキーズにお任せ下さい。