No.189 Cクラス W203 24ヶ月点検 車検 修理
早速点検を進めていきましょう。今回は車検点検ですので各部隅々までチェックしていきます。12ヶ月点検は出さずに、車両点検の機会は車検時の2年に1回だけというお客様も多いですので2年の場合はさらにしっかりと点検していきます。点検を進めていきますと、エンジン関係は特に問題ないようですが下廻りを見ていきますと、A/Tミッション~デファレンシャルギアへ動力を繋いでいるプロペラシャフトのディスクジョイントが今にも切れてしまいそうな状態でした。このディスクジョイントの主な役割はエンジンから伝わってくる回転力のショックの軽減や事故時の力の逃げ道となる重要な部品です。交換後はアクセルを踏んだときのショックが減り快適なドライブが出来る事と思います。
No.187 ビアノ W639 エンジン異音修理
アイドリング中に車体下から異音がするとの修理依頼です。
早速診断を進めていきます。確かにアイドリング中カラカラ、ガラガラ丁度運転席の下ぐらいから聞こえてきます。ではリフトアップし異音箇所を絞っていきます。
ベンツでこの手の異音の場合メジャートラブルは二か所あげられます。一つはキャタライザー(触媒)、劣化にて内部のセラミックが遊び異音が出る場合です。もう一つはマフラーステー割れで異音が出る場合です。車両下側から診断を進めていくと…今回は後者のマフラーステー折れを発見しました。修理はステーのみを交換すれば完了です。このステーはベンツの多くの車種に使用されていますのでビアノ以外でも同じような症状であればここの可能性が高いですよ!
No.186 Eクラス W211 E350 ESP警告灯点灯修理
メーター内にはESP「マニュアルを参照して下さい」の表示と「!」マークの警告灯が点灯しています。DASを使用しテスター診断実施です。エラーコードを確認するとブレーキスイッチのエラーが入力されていました。定番のトラブルコードです。運転者がブレーキを操作しているかしていないかを検知するセンサーになります。実測値と単体点検を元にブレーキスイッチ本体が不良である事が分かれば診断完了です。この警告灯点灯修理の事例の中では運がいい方の部類ですね!比較的安価なブレーキスイッチのみを交換し、仕上げにDASにてエラー消去と実測値が復帰している事を確認すれば作業完了です。
No.185 CLSクラス W219 エンジン修理
チェックランプが点灯し、エンジンのかかりが悪いとの修理依頼です。
早速診断を進めていきます。まず現状を確認していきましょう。たしかにエンジンが掛かるまでかなりの間、クランキングしないとエンジンが掛からない状態です。これではスターターの寿命も縮まってしまいそうなくらいですね。メルセデス専用テスター『DAS』にて実測値等を確認していくと、今回の原因は『クランクシャフトポジションセンサー』であることがわかりました。W219のクランクセンサーはちょうどエンジンとミッションの繋ぎ目の上側にあり、やや手間がかかります。
交換後は症状の改善確認、試運転をし作業完了です。
No.184 CLクラス W215 CL600 エンジン不調、エンジンチェックランプ点灯修理
走行中にチェックランプ点灯、加速も悪くなったとの修理依頼です。
まずはロードテスト、明らかに加速も悪く、常時チェックランプも点灯しています。
次いでDASにてテスター診断実施です。エラー内容はミスファイヤが入力されていました。通常の6気筒ぐらいであればミスファイヤを起こすとエンジンが大きく振動しすぐに異常に気が付きますが、V12ともなるとフラットなフィールングの為意外と気が付きにくいです。その後実測値等で診断を深めていくとイグニションコイルの不良が判明しました。今回はメーカーから同時交換の指示が出ているパワーモジュールとツインプラグなので計24本のスパークプラグを同時に交換して作業完了です。
No.183 Sクラス W221 S600 エンジンオイル漏れ修理
早速リフトアップし診断開始です。アンダーカバーを外すと直ぐにオイルが滴っているのを発見。場所はエンジンとミッションの繋ぎ目なので定番のリアクランクシールと思われがちですが、S600の場合は別です。S600のV12エンジンではエンジンVバンク中央にオイルクーラーがありそこから漏れたオイルがエンジン後ろ側につたって来るトラブルが多いです。今回も清掃と診断を繰り返すとオイルクーラーから漏れているのを断定できました。修理にはエンジンを降ろし、そこから左右シリンダーヘッドを脱着する為大変に時間と手間がかかる作業です。
No.182 ビアノ エンジン・ミッションオイル漏れ修理
早速リフトアップし、診断開始です。このビアノの前モデルであるV230・V280ではFFの直4、V6エンジンでしたがこのビアノからFRになり、エンジン、ミッションもEクラス等で使われている物が搭載されています。ですので当然弱点も共通です。
今回は定番のタペットカバーパッキンとA/Tオイルパンからオイル漏れを起こしていました。
どちらもパッキンを交換すれば修理完了ですが、通常セダンボディーに搭載されるエンジンをミニバンに押し込んでいるので作業はスペースがなく大変です。
Gクラス(ゲレンデバーゲン)W463 アクセルペダル破損修理
アクセルペダルが破損してしまったとの修理依頼です。
まずは現車を確認、アクセルペダルがあったであろう場所には棒が一本生えているだけ、ペダル破損ですね…ある年式以降は新しいユニット型ペダルが取り付けられているのでこれは古い方のタイプです。
古いタイプはセンサーに繋がる棒に樹脂製のペダルが簡易に取り付けられているだけですので何千、何万回というペダル操作で樹脂が割れ取れてしまいます。反面シンプルな造りですので
樹脂製のペダルのみを交換すれば作業終了です。
Gクラス(ゲレンデバーゲン)W463 A/Tオイル漏れ修理
オイル漏れがあるとの修理依頼です。
早速車両をリフトアップし診断開始です。足回りこのGクラス特有のオフロードな造りですがエンジンやミッション等はSクラスやEクラスと殆ど共通ですので基本的な構造やそれに伴うウィークポイント
も一緒です。
今回もオイル漏れ診断を進めていくとA/Tオイルパンパッキンよりオイル漏れを発見しました。Gクラスには車両下部を覆う様なアンダーカバーはありませんので漏れがあるとすぐににわかりますね!今回はA/TパンパッキンにEGSカプラーの定番セットを交換して作業完了です。
No.180 Eクラス W212 足回り、タイヤ偏摩耗修理
特に異常は無いけど不安を無くしたいとの事で足回りチェックのご入庫を頂きました。早速リフトアップして各所診断していくと、フロントタイヤの偏摩耗を発見しました。全体は5mm以上溝があるにもかかわらず、外側は完全に残量無しの状態でした。今回はフロント足回りのブッシュ劣化によって偏摩耗が発生していたので足回りの修理、タイヤ交換、アライメント調整を行って作業完了です。