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【動画技術ファイル】Eクラス W212 E350ブルーテックエンジン異音修理
エンジンを掛けていると常時異音が発生しているのは確認が取れているのですが、どうもエンジン本体からの音ではなく原因が他にあるようでした。テスト走行を行うと、道路の状況に関わらず車体に振動が伝わってきたり、エンジンの振動も大きく感じましたので、集めた情報を組み合わせていくとエンジンマウントが故障しているのではないかと推測出来ました。
車輌をリフトアップしエンジンマウントをチェックすると完全に潰れている状態である事が判明。そして実際に外してみるとビックリする状態になっていました。
No.196 Eクラス W211 E320足廻り異音修理
メルセデス・ベンツE320(W211)足廻り異音修理です。
こちらの車両はハンドルを切るときしむような異音が出ていました。アームのブッシュやジョイント部に目立った劣化は無く、各所分解をして点検を進めて行くと
スタビライザーの固定部のブッシュから異音が出ている事が分かりました。こちらの部品はスタビライザーと一体となっており交換がかなり大変です。
サブフレームとボディの間に付いているので、エンジンを支え、ステアリングラック、サブフレームを順々に外しての交換作業になります。
エンジンの振動が大きくなっていましたので同時にエンジンマウントの交換を行い、逆の手順で組付けし作業完了です。異音、振動共に無くなり快適さが戻りました。
No.195 Eクラス w211 1年点検(12か月点検)
車両をリフトにセットし点検を進めていきます。アンダカバーを取り外すとアンダカバーにオイルが垂れたあとが確認できます。
オイル漏れの原因はエンジン、ヘッドカバーのカムエンドキャップより漏れがあることがわかりました。
この型のエンジンのカムエンドキャップは定期交換部品と言ってもいいほどよく漏れています。交換の際には一手間加え組み付け、漏れが無いことを確認し作業完了です。
No.194 Eクラス w211 エアコン 修理
メルセデス・ベンツEクラス(W211)のエアコン修理依頼です。
寒い時期になり暖房を使用した所、全く温風が出ないという事例で修理入庫いただきました。
ヒーターの温風は冷却水の水温を利用しているので、まず冷却水まわりに問題が無いかを点検します。
点検の結果、漏れも無くオーバーヒートもオーバークールも起こしておらず問題は有りませんでした。
次にヒーターまわりのホースやラインを切り替える為のバルブを確認した所、バルブの開閉の動作をしていないことがわかりました。
本来暖かくなった冷却水がヒーターラインに通らず温風を作り出すことができなくなっていました。
ヒーターバルブを交換し症状が改善されたことを確認できましたので修理は完了です。
作業工程ではブレーキオイルを抜かなければならず、EクラスW211ではDASテスターを使用しての作業になります。
このような不具合がありましたら専用のテスターを完備している当社へご連絡下さい。
No.193 Eクラス w211 ディーゼル グローランプ 点灯 修理
早速点検を進めていきましょう。現象確認のためエンジンを始動しようとすると、やはりグローランプが点灯しっぱなしでエンジンのかかりも非常に悪い状態です。グロープラグが全数機能していないようですね。テスターにてエラーコードを見ていきますと、余熱時間のタイムエラーが出てきました。点検を進めていきますと、グローのヒーターユニットが原因であることがわかりました。このユニットは故障事例も多く部品を頼むと対策品に変わってきます。
今回はヒーターユニット単体の交換にて症状も改善され無事作業完了です。
No.192 SL55 AMG R230 オイル漏れ修理
SL55AMG(R230)のABC(アクティブ・ボディ・コントロール)のオイル漏れ修理依頼です。
入庫し早速エンジンをかけてみると、左フロントタイヤハウス内のカバーからオイルが勢いよく出てきます。リフトアップしカバー類を外していったところ油圧センサー取り付け部、アキュームレーター取り付け部など各所からオイルが噴出していました。
その他にも漏れがないかエンジンのアンダーカバーなどをはずして点検した結果、フロントバルブブロックからサスペンションまでの各所のホースからもオイル漏れが見つかりました。
漏れの見つかったすべての部品を交換し、ハイドロリックオイルの充填、濾過をしっかり行い作業完了です。オイルが勢いよく漏れ出すと走行不能になってしまいますので、定期点検をしっかり行い、にじみ等が見つかったら走行不能になる前に必ず交換しましょう。
No.185 CLSクラス W219 エンジン修理
チェックランプが点灯し、エンジンのかかりが悪いとの修理依頼です。
早速診断を進めていきます。まず現状を確認していきましょう。たしかにエンジンが掛かるまでかなりの間、クランキングしないとエンジンが掛からない状態です。これではスターターの寿命も縮まってしまいそうなくらいですね。メルセデス専用テスター『DAS』にて実測値等を確認していくと、今回の原因は『クランクシャフトポジションセンサー』であることがわかりました。W219のクランクセンサーはちょうどエンジンとミッションの繋ぎ目の上側にあり、やや手間がかかります。
交換後は症状の改善確認、試運転をし作業完了です。
No.184 CLクラス W215 CL600 エンジン不調、エンジンチェックランプ点灯修理
走行中にチェックランプ点灯、加速も悪くなったとの修理依頼です。
まずはロードテスト、明らかに加速も悪く、常時チェックランプも点灯しています。
次いでDASにてテスター診断実施です。エラー内容はミスファイヤが入力されていました。通常の6気筒ぐらいであればミスファイヤを起こすとエンジンが大きく振動しすぐに異常に気が付きますが、V12ともなるとフラットなフィールングの為意外と気が付きにくいです。その後実測値等で診断を深めていくとイグニションコイルの不良が判明しました。今回はメーカーから同時交換の指示が出ているパワーモジュールとツインプラグなので計24本のスパークプラグを同時に交換して作業完了です。
No.183 Sクラス W221 S600 エンジンオイル漏れ修理
早速リフトアップし診断開始です。アンダーカバーを外すと直ぐにオイルが滴っているのを発見。場所はエンジンとミッションの繋ぎ目なので定番のリアクランクシールと思われがちですが、S600の場合は別です。S600のV12エンジンではエンジンVバンク中央にオイルクーラーがありそこから漏れたオイルがエンジン後ろ側につたって来るトラブルが多いです。今回も清掃と診断を繰り返すとオイルクーラーから漏れているのを断定できました。修理にはエンジンを降ろし、そこから左右シリンダーヘッドを脱着する為大変に時間と手間がかかる作業です。
No.178 Sクラス W220 シフトが動かなくて変更できない
ベンツSクラス(W220)シフト変更が出来ないという修理依頼です。
色々な方法で試してみましたが全くPレンジからシフトが動きません。シフト廻りからセンターコンソールまで全部ばらしていきます。そして更にシフトゲートのBOXをバラしていきようやく原因を発見。BOX内部にある樹脂製のレバーがぽっきり折れていました。こちらを対策部品に替えて修理完了です。シフトゲートBOXAssyでは高額になってしまいますのでここまで分解してくれるお店に修理依頼しましょう。