Sクラス 一覧
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No.156 Sクラス W221 S350 エンジン警告灯点灯
早速DASにて診断開始です。エンジンコントロールユニットにはタンブルフラップ不動のエラーが。これはインレットマニホールドに取り付けられているパーツで、空気の通り道を変化させる役目をしているものです。このW221に搭載されているM272エンジンではメジャートラブルですね。修理に関しては純正のパーツでは単体供給がなくインマニAssyになってしまいます。お値段もかなり高額に…そこで社外ですが、対策パーツがありますので今回はこれを使用し単体で修理を行いました。
No.149 Sクラス W220 オートクロジャー効かない修理
全席+トランクでオートクロージャーが効かないとの修理依頼です。
早速診断開始です。W220の場合オートクロジャーは圧縮空気を使用しています。他にもドアのキーロッドや後席のヘッドレスト等にこのエアーの力を利用しています。
まずはDASにてエアーの供給源であるエアーポンプの動きを診断しています。システム自体にエラーは入っていなかったものの実測値を追っていくと動きが少しおかしい時がありました。エアポンプが原因の様です。交換はトランクルームの内貼りを外して作業していきます。
No.144 Sクラス W220 S55AMG ABCオイル漏れ修理
ABC故障のW220のご入庫です。ABCフルードの漏れもありますので、まず漏れ修理を最優先で行います。というのもオイル漏れが有る時点で車高が下がる原因となる為漏れ以外の原因で車高が下がっていても現時点では診断不可能に近い為です。症状から推測する事はできますが…
診断の結果オイル漏れは2か所から、ABCポンプ本体とメインのオイルホースからです。部品代も高額ですがホースに関しては交換にミッションを降ろす必要があり手間もかかります。幸い今回は漏れ修理にて無事車高落ちも治りお客様に喜んでいただけました。
No.140 Sクラス W220 S500 エンジン警告灯点灯修理
まずはDASにてテスター診断実施。エンジンECUにはカムセンサーのエラー入力がありました。
カムセンサーとはカムシャフトと呼ばれるエンジン内部パーツの回転角度を監視するセンサーです。DAS上にて実測値を確認するも全く信号を発信していない状態でした。今回は原因のカムセンサーを交換して作業完了です。
No.134 Sクラス W221 S550 エアコン効き悪い修理
それでは診断開始です。非接触温度計を使用し、吹き出し口温度を測定。確かにやや温度が高いです。これでは炎天下では全く冷風に感じないはずです。次いでエアコンガスの圧力を測定。2カ所の圧力を測定することでエアコンのトラブルの大部分を診断する事ができます。もちろんDASテスターとの併用が前提です。測定の結果ガス漏れが考えられますので、特殊な蛍光塗料をシステム内に注入。この蛍光剤を使用し、漏れ個所を断定してきます。診断の結果A/Cコンプレッサー本体からのガス漏れを発見しました。オーリング等のパッキン部分ではなく、本体からの漏れでしたので今回は交換にて修理を行いました。
No.131 Sクラス W220 車高が上がらず ABC警告灯点灯
走行中に車高が下がり、アクティブボディーコントロール警告灯が点灯したとの修理依頼です。
まずはDASにてテスター診断実施です。ABCコントロールモジュールには供給圧力が低すぎるとのエラーが、実測値で見ても全く圧力が無い状態。車両をリフトアップすると下回りには大量のオイルが滴っていました。ABCリザーブタンク内にはABCオイルが一切入っていませんでしたので今回はオイル漏れと断定、漏れ個所を探していきます。原因はABC作動油を各パーツに運ぶホース、その中の一本が破裂しオイルがダダ漏れ状態でした。今回は該当ホースを交換しました。この様な故障の場合ABCポンプ事態も二次的に破損してしまうケースが多いのですが、今回はポンプはそのまま使用することができました。作業後はシステムのエア抜きを経て作業完了です。
No.125 Sクラス W220 アクティブボディコントロール 車高が下がる修理
S600ですのでABC(アクティブ・ボディー・コントロール)車両になります。従来の金属バネやエアサスではなく油圧を使用したショックシステム、素晴らしいシステムですが故障が怖い事でも有名です。では診断開始です。DASテスターにて診断すると「右リアの車高が危険」のエラーが、何がしかの原因で右リアの車高が落ちてしまっているようです。その後も診断を進めていき判明した原因はショックからのオイル漏れ。油圧で車高を保っているので漏れて圧が抜ければ当然車高も下がります。今回はショック本体と今後のトラブル防止にABCオイルフィルターを交換して作業完了です。
No.123 Sクラス W221 エアコンフィルター交換
自社規定通り診断を進めていきます。今回は走行距離も少なく状態の良いお車でした。しかし必ずしも距離だけで各部が劣化するわけではありません。例えばこのお車の様にエアコンフィルター!駐車場が砂利であったり、近くに木がある、黄砂が酷い地域など走行距離以外でも影響を受けます。今回も走行距離の割には酷い汚れでした。定期的に交換する事でエアコン臭もぐっと抑えられますよ。
No.122 Sクラス W221 電装品等不具合いろいろ修理
ヘッドライトが突然消えたりワイパーが動かない等の修理依頼です。
現象を確認するとヘッドライトが突然消える、ワイパーが時々動かない等不具合が多数確認できます。これは故障が重複している可能性より制御するおおもとがおかしい可能性が高いですね。DASにて診断を行うとフロントSAMと呼ばれるコンピューターにエラーが多数入力されていました。先に挙げたヘッドライトワイパー、室内照明等をつかさどるコンピューターです。
今回はこのコンピューターが不良でしたので交換しDASにて情報の書き込み、コードの入力等を行い作業完了です。不具合は全て解消できました。この様に一気に沢山の不具合が出る場合はコンピューターやユニットの故障が多いですよ。
No.113 Sクラス W221 エンジン異音修理
エンジンの回転数に追従するようなヒューン音がするとの修理依頼です。
現象を確認すると確かにヒューンという様な音が聞こえます。場所はエンジンのファンベルト廻りの様です。ここからはサウンドスコープと呼ばれるテスターを使用し診断していきます。指向性を持たせたマイクをかえして異音を聞くことでエンジンの何処から音がしているのか?を絞り込んでいけます。今回の原因はABCポンプからの異音、W220世代から定番のトラブルですね。ポンプの値段が高くどうしても高額修理になってしまう箇所です。作業後はテスターにてABCシステムのエア抜き、油圧のチェック等しっかりと確認していきます。