W221 一覧
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No.246 メルセデスベンツ Sクラス W221 エンジンオイル漏れ修理
車検点検整備でご入庫頂きました。エンジンを上部から点検しているとカムセンサー付近とオイルハウジング廻りにオイル滲みが有る事を確認する事が出来ました。
見た目ではそんなに多くの漏れは無いであろうと予測していたのですが、下廻りの点検を開始したところ、エンジン下のアンダーカバーに大きなオイル染みが有るのを確認しました。
アンダーカバーを外してみますと完全にオイル漏れが発生しているのが分かる程度の漏れ跡が残っていました。
ハウジング以外にここまでのオイル漏れを引き起こしている箇所は見当たりませんので、予想を超えた漏れ方をしているようです。
ハウジングはゴムパッキンを使用してシールしていますので、パッキン交換を行えば漏れは抑えられます。
アンダーカバーで留まっている状況の内に修理を行う事が出来ました。早期発見と早期修理が不必要な整備費用を抑える一番のコツです。
No.245 メルセデスベンツ Sクラス W221 フロント足廻り不具合修理
メルセデス車検点検整備にてご入庫頂きました。ご入庫の少し前から停車させていると前側の車高が落ちてしまうので車検と同時に診断のご依頼を頂きました。
エンジンを始動すると車高はまだ上がってくる状況では有ります。
併せて大きくは無いが足廻りの異音も気になるとの事でしたので、こちらも同時進行で診断を行って行きます。
状況の確認を行っていきますと、フロントエアーサスペンション本体からエアーが漏れている事と白い粉を吹いている状況で有る事が分かりました。
エアーサスペンションシステム全体のチェックを行い、不具合が出ているのはサスペンションだけである事が分かりましたので、交換作業を行います。
また、異音に関してはロアアームのゴムブッシュに亀裂が入っている事以外に不具合箇所が見られない為にロアアーム交換を行う事になりました。
ゴムブッシュの亀裂によりアームの動き方が変わりきしみ音が出ているのではないかと思われました。
部品の交換後に確認を行うと症状はすっかりと解消され、正常な状態へと戻りました。
No.199 Sクラス W221 E320 エンジンルーム異音修理診断
エンジンルームから異音がするとの修理依頼を頂き、早速診断を行いました。エンジンの回転に音が連動しており、ベルト付近から異音が聞こえてきましたので、ファンベルトを外し駆動されている部分を一つ一つ点検をして行きました。
ウォーターポンプの点検をしたところでポンプ軸にガタつきが出ているのが分かり、異音の発生原因となっていました。
W221ではウォーターポンプにクランクプーリーがかぶるように取り付けされていますので交換作業は少し大変です。
無事に交換、冷却水ラインのエア抜きが完了し異音も無くなりました。
No.183 Sクラス W221 S600 エンジンオイル漏れ修理
早速リフトアップし診断開始です。アンダーカバーを外すと直ぐにオイルが滴っているのを発見。場所はエンジンとミッションの繋ぎ目なので定番のリアクランクシールと思われがちですが、S600の場合は別です。S600のV12エンジンではエンジンVバンク中央にオイルクーラーがありそこから漏れたオイルがエンジン後ろ側につたって来るトラブルが多いです。今回も清掃と診断を繰り返すとオイルクーラーから漏れているのを断定できました。修理にはエンジンを降ろし、そこから左右シリンダーヘッドを脱着する為大変に時間と手間がかかる作業です。
No.156 Sクラス W221 S350 エンジン警告灯点灯
早速DASにて診断開始です。エンジンコントロールユニットにはタンブルフラップ不動のエラーが。これはインレットマニホールドに取り付けられているパーツで、空気の通り道を変化させる役目をしているものです。このW221に搭載されているM272エンジンではメジャートラブルですね。修理に関しては純正のパーツでは単体供給がなくインマニAssyになってしまいます。お値段もかなり高額に…そこで社外ですが、対策パーツがありますので今回はこれを使用し単体で修理を行いました。
No.134 Sクラス W221 S550 エアコン効き悪い修理
それでは診断開始です。非接触温度計を使用し、吹き出し口温度を測定。確かにやや温度が高いです。これでは炎天下では全く冷風に感じないはずです。次いでエアコンガスの圧力を測定。2カ所の圧力を測定することでエアコンのトラブルの大部分を診断する事ができます。もちろんDASテスターとの併用が前提です。測定の結果ガス漏れが考えられますので、特殊な蛍光塗料をシステム内に注入。この蛍光剤を使用し、漏れ個所を断定してきます。診断の結果A/Cコンプレッサー本体からのガス漏れを発見しました。オーリング等のパッキン部分ではなく、本体からの漏れでしたので今回は交換にて修理を行いました。
No.123 Sクラス W221 エアコンフィルター交換
自社規定通り診断を進めていきます。今回は走行距離も少なく状態の良いお車でした。しかし必ずしも距離だけで各部が劣化するわけではありません。例えばこのお車の様にエアコンフィルター!駐車場が砂利であったり、近くに木がある、黄砂が酷い地域など走行距離以外でも影響を受けます。今回も走行距離の割には酷い汚れでした。定期的に交換する事でエアコン臭もぐっと抑えられますよ。
No.122 Sクラス W221 電装品等不具合いろいろ修理
ヘッドライトが突然消えたりワイパーが動かない等の修理依頼です。
現象を確認するとヘッドライトが突然消える、ワイパーが時々動かない等不具合が多数確認できます。これは故障が重複している可能性より制御するおおもとがおかしい可能性が高いですね。DASにて診断を行うとフロントSAMと呼ばれるコンピューターにエラーが多数入力されていました。先に挙げたヘッドライトワイパー、室内照明等をつかさどるコンピューターです。
今回はこのコンピューターが不良でしたので交換しDASにて情報の書き込み、コードの入力等を行い作業完了です。不具合は全て解消できました。この様に一気に沢山の不具合が出る場合はコンピューターやユニットの故障が多いですよ。
No.113 Sクラス W221 エンジン異音修理
エンジンの回転数に追従するようなヒューン音がするとの修理依頼です。
現象を確認すると確かにヒューンという様な音が聞こえます。場所はエンジンのファンベルト廻りの様です。ここからはサウンドスコープと呼ばれるテスターを使用し診断していきます。指向性を持たせたマイクをかえして異音を聞くことでエンジンの何処から音がしているのか?を絞り込んでいけます。今回の原因はABCポンプからの異音、W220世代から定番のトラブルですね。ポンプの値段が高くどうしても高額修理になってしまう箇所です。作業後はテスターにてABCシステムのエア抜き、油圧のチェック等しっかりと確認していきます。
No.096 W221 足廻り整備
車検点検を実施すると足廻りの各ブッシュが劣化しているのを発見しました。
W220時代より劣化具合の割には異音や振動が出にくくなっている印象です。今回も大きな亀裂があるにも関わらず試運転では何も感じませんでした。
でも、じゃあ異音がしてから交換でいいか。は危険ですよ!!完全にブッシュが切れてしまうとタイヤが大きく振れ、最悪タイヤが取れてしまう危険もあります。
今回は劣化具合をみてブッシュのみの交換、アーム交換を1本づつ行い作業完了です。